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1. 静かな夜(和紙)✕ A. 月(活版モチーフ)
¥2,420
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2. 朝の森(和紙) ✕ B. 木(活版モチーフ)
¥2,420
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3. 薄明の時間(和紙)✕ D. 花(活版モチーフ)
¥2,420
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4. 雲の海原(和紙) ✕ C. 鳥(活版モチーフ)
¥2,420
【受注制作】
クレーター和紙(大洲和紙)×活版印刷
各20枚入り・全4色
愛媛県内子町の天神産紙工場でつくられた手漉きの大洲和紙(おおずわし)に、活版印刷を施した小さなカードです。HISOKAの新規オープンに向けて、ゆるやか文庫さんと共同で作品化したカードです。
表がクレーターのようにでこぼこしている「クレーター和紙」という珍しい和紙に注目してみました。触り心地は、コットンのようにふわふわしています。原料自体を染色してから漉いている、先染めの和紙です。乾燥台に貼りつけて乾かすため、片面は少しなだらかになります。それが裏面となり、表面より色味も濃くなります。この裏側に文字を書くことができます。
この特徴的な和紙に、同じく内子町にある『ゆるやか文庫・印刷室』で、HISOKAと自然から連想されたモチーフを、一枚一枚に手作業で丁寧に、ブロンズ色で刻印しています。外箱には、HISOKAのロゴを活版印刷したクレーター和紙を貼り付けています。
和紙の色は、青『静かな夜』・緑『朝の森』・赤紫『薄明の時間』白・『雲の海原』の4色からお選びください。
「月」「木」「鳥」「花」の4種のうち一種類のワンポイントモチーフが、和紙に活版印刷されます。
■大洲和紙は、愛媛県内子町の清流の水を使用して、『天神産紙工場』で伝統の「流し漉き」という技法でつくられています。この大洲和紙の歴史は正倉院文書に出てくるほど古く、昔から良質な書道半紙や障子紙などが生産されています。今でも地元の職人により手作業でつくられています。長い年月をかけて受け継がれてきた技術と、品質の高さにこだわった、人々の想いが込められた伝統工芸品です。
■クレーター和紙は、木材パルプと、和紙の主要原料のひとつであるコウゾを混ぜて「溜め漉き」という技法で漉いています。このクッション性のある厚みを出すのに木材パルプは欠かせないのですが、木材パルプだけでは繊維が短いため、破れやすくなります。繊維の長いコウゾが加わることで強い紙ができます。二つの原料の配合、乾燥の際の水分量によってこのコットンのような質感がつくり出されています。
■先染め和紙という、原料自体を染色してから漉いています。染料の基本となる3原色を混ぜ合わせて、色味を出しています。染料と、この和紙の原料であるコウゾ本来の色味が、仕入れる時期により微妙に異なるため、染料の入り方がその都度違い、想った通りの色味に仕上げるのにはまさしく職人技です。
■内子町に根付いて大洲和紙の普及活動をしているデザイナーが、活版印刷機でカード一枚一枚に手作業で刻印しています。
クレーター和紙 各20枚入り/箱
カード素材: 手漉き和紙(大洲和紙)
カードサイズ: タテ60×ヨコ60mm前後
箱サイズ: タテ65×ヨコ65×高さ40mm
※クレーター和紙の説明書が一番上に同梱されています。この説明書は、雲龍紙(大洲和紙)にインクジェット印刷機で印刷しています。
◆和紙作品『静かな夜』 ・・・フクロウの声が響き渡る空色
◆和紙作品『朝の森』 ・・・霧がかったスンとした空気の緑色
◆和紙作品『薄明の時間』 ・・・特別な日の夕暮れを思わせるピンク色
◆和紙作品『雲の海原』 ・・・雲海に日の光があたった白色
※和紙の色の種類と活版モチーフは、基本は4種類の組み合わせになります。
ご要望があれば、和紙の色とワンポイントモチーフをお好きに組み合わせて制作することも可能です。備考欄にご希望の組み合わせをご記入ください。ご指定が無い場合は、基本の組み合わせで制作・納品させていただきます。
<カードの筆記について>
ペン先0.5mm以上の油性ボールペンがおすすめです。
ジェル(ゲル)インクのものは1.0mm以上がおすすめです。
そのほか、ガラスペンでも筆記可能ですが、万年筆用のインクは滲みやすい傾向です。
<制作納期>
約10日
入金確認後、制作を開始します。
※在庫がある場合がございます。
◎受注制作品のため、ご注文いただいてから制作いたします(在庫がある場合がありますのでお問合せください)。
◎納品前であっても、注文成立後のキャンセルや返品、交換はできません。
-発送について-
こちらの作品は、ヤマト宅急便でお届けします。
制作完了してから約10日以内に発送いたします。
*Profile*
ゆるやか文庫 主宰 青山優歩
静岡県生まれ。岐阜県でお菓子のパッケージデザインをしていた頃に、和紙という素材に触れた時のなんとも言えない温かさを感じると同時に、和紙をデザインに生かす可能性を感じる。そのためには、自身がもっと原料レベルで学ぶ必要があると思い、デザインの道を一旦離れる。和紙を学びに徳島県の阿波和紙伝統産業会館へ転職。主に和紙を販売しながら和紙を学ぶ。
和紙のお店nekiの店主との偶然の出会い、そして和紙工場である天神産紙工場の存在もあり、2018年に内子町に移住。和紙のことを聞き、また、使い手の話にも耳を傾けてくれる、そんな環境が築けると確信した。作り手・繋ぎ手・使い手が共に話せるような場として、私設図書室『ゆるやか文庫』を開設。
この “図書室”に加え、2021年7月に、内子町の御祓(みそぎ)地区に大洲和紙を専門に扱う“印刷室”、デザイン事務所として“企画室”を新たに構える。活版印刷をメインに、シルクスクリーン、インクジェット対応など、用途・部数に合わせた印刷を提案。和紙×印刷の可能性を探る活動をしている。